【コラム】「当たり前のことができない子」と呼ばれてしまう子どもの褒め方

支援担の目線

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日経ビジネス電子版に掲載された『沖田×華氏「発達障害の私はタヌキの子。人間になりたかった」』という記事をもとに、「当たり前のことができない子」と呼ばれてしまう子どもの褒め方について書きます。

「当たり前のことができない子」

なんてひどい呼び方でしょう。

「周りの子たちが頑張らなくてもできることを、周りの子たちと同じようにするのが難しい子」に関わる教員や親御さんに読んでもらいたい内容です。

結論:その子の力に見合った基準で褒める。

こちらが沖田さんの子ども時代のエピソード。

毎日できないことだらけですけど、たまに「できる日」があるんです。でも、誰にも評価してもらえない。私にとっては、「今日は何も忘れ物しなかった」というのが、すごい「奇跡の日」なんですけど、周りのみんなにとってはそれが当たり前なので。

沖田×華氏「発達障害の私はタヌキの子。人間になりたかった」(6ページ目):日経ビジネス電子版

「いつもはできないことが今日はできた! でも褒められなかった… 」

こんな切ない思いをする子どもを無くしていきましょう!

忘れ物をしないって簡単?

そもそも「忘れ物をしなかった」ということが褒められないのはなぜでしょう?

それは多くの教員にこういう認識があるからです。

忘れ物はしないのが当たり前。忘れ物がないのは褒めるほどのことではない。

なので、一度忘れ物をしなかったぐらいでは褒められません。

ここに大きな問題があります。

忘れ物をしないという課題は人によって簡単だったり難しかったりする ということが見落とされているのです。

  1. 頑張らなくてもできる
  2. ちょっと頑張ればできる
  3. すごく頑張ってようやくできる

同じ課題であっても必要な頑張りの度合いは子どもによって違います。

それなのに褒める基準が「頑張らなくてもできる子」に合わせて一律で決まっているのです。

褒めるとすれば、ある程度の期間ずっと忘れ物をしなかった時だ。

これでは沖田さんのような子どもはいつまでも褒めてもらえません。

そうではなく、その子の忘れやすさに見合った基準を設定し、褒めれば良いのです。

いつも忘れる子の「今日は忘れなかった」には大きな価値があるのですから、思い切り褒めてあげましょう。

これなら沖田さんのような子も褒めることができます。

そのことが「次もがんばるぞ!」というエネルギーに変わるかもしれません。

まとめ

「当たり前のことができない子」と呼ばれてしまう子どもの褒め方は、その子の力に見合った基準で褒めるです。

褒めるタイミングも忘れ物をしなかった時だけにこだわる必要はありません。

「忘れ物はあったけど自分から伝えに来れたね!」と褒められる子がいてもいいんです。

おわりに

教育に携わる人にとっては当然の話でしたが、これが意外とできないんですよね。

今回の話題と合わせて触れたい「まぐれの結果をその子の実力と勘違いしない」という話もあるのですが、それはまたいつか。

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